「停電して勝手に復旧する」現象について解説していくよ!
この記事を読むとわかること
- 短時間の停電がなぜ起こるのか。
- スマートメーターって何?
- スマートメーターが引き起こす停電がどんなもの?
- 停電が頻発した場合の対応方法。
停電したと思ったらすぐ復旧する
部屋の電気が急に真っ暗になったと思ったら少しの時間ですぐ復旧した、という経験はないでしょうか。
普通ならば雷による地域全体の停電か自分の部屋の電気が落ちたのでは、と考えて玄関や洗面所等に設置してあるブレーカーを確認しに行くところですね。
しかし、この現象はごく短時間で復旧してしまうため、ブレーカーを確認しようとしている間に復旧してしまうことも少なくありません。
また、復旧後はブレーカーが落ちてないことはもちろんですが、復旧前であってもなぜかブレーカーのスイッチが落ちているといった異常はみつかりません。
一体これはなぜでしょうか。
実はこの現象、スマートメーターの仕様によるものなのです。
建物自体の配線関係の不具合でも居室内の電化製品等の異常でもありません。
従来であればそのまま停電していたものを、スマートメーターが自動復旧してくれています。
つまり「短時間の停電」の原因は
平たく言ってしまえばただの電気の使いすぎです。
早い話、以下のどちらかを実行すれば解決します。
- 契約プランの見直し(契約アンペア数を上げる)
- 同時に使う電化製品の数を減らす
このどちらかを実行すれば短時間の停電からに関する悩みから解放されます。
こんにちは、管理人のくたです。
この記事では急に起こる短時間の停電の解決方法について解説してるよ!
この問題を手っ取り早く解決するのであれば契約アンペア数を上げることです。
ただし、契約アンペア数を上げるということは純粋に電気の月額料金が上がります。
その際は自分の電気の利用状況に合わせて「電気契約」を見直すことで電気使用料金を抑えることが可能です。
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※最近、当記事が通常よりもアクセスが集まる時があることに気が付きました。
調べてみたところ、落雷等による短時間の停電がある時に調べた方がアクセスされています。
スマートメーターに関わる以外の停電でこの記事にたどり着いてしまった方は東京電力パワーグリッドの停電情報へどうぞ。
話は逸れますが、停電が夜の場合はブレーカーを確認しに行くのにも危険が伴います。
できればすぐ分かるところに緊急時用の照明が欲しいところです。
ソーラー充電機能を備えたライトは、部屋の照明のあかりでも充電されていきます。
部屋に置いておくだけでも、急に起きた停電のときにも役立つよ!
もしくは電池式の人感センサーライトを廊下などに設置しておくだけでも、いきなり真っ暗という状況にはなりません。
電池式なので部屋が停電していても部屋を明るくしてくれます。
夜に停電が発生した場合、動き回ってケガをする可能性があります。
いざという時に備えて上で紹介しているような「ソーラー式」のライトや「電池」で動く照明器具を常備しておくことが重要です。
スマートメーターとはなんぞや
さて本題です。
スマートメーターとは東京電力のような電力会社がスマートメータープロジェクトと称して切り替え作業を行っている、新しいタイプの電気メーター(ブレーカー)です。
遠隔で操作することが可能で省力化により業務効率化を図ったり、住んでいる人に様々なサービス(付加価値)を提供するという触れ込みの製品とのこと。
詳しくは東京電力のwebサイトをご参照ください。
このスマートメーターには従来のメーターにはない機能があります。
従来の電気メーターは過電流を検知するとブレーカーが落ちるのは皆さんご存じの通りです。
スマートメーターもそれ自体は変わりがありません。
ただし、スマートメーターは過電流でブレーカーが落ちても1分程度で復旧するようになっています。
スマートメーターは今普及させている段階です。
そのためこのことを知らない人も少なくありませんが、これについて東京電力のサイトには詳しい記載がありません。
でも、やっぱり電気が落ちることについての記載はないんだよね。
スマートメーターのメリットや導入について、計画に関することは大きく扱っています。
しかし、こういったことが起こることがありますよという注意書きは見つかりませんでした。
これにより、新しい住居に引っ越した方が転居先の住宅設備の不具合と勘違いして管理会社に連絡する。
購入したばかりの家電製品の故障を疑って販売会社に問い合わせる(苦情を入れる)と言った事例が発生しています。
スマートメーターの普及することに力を入れているのであれば、このような事例やそれについての説明をサイト内で説明をした方が良いと思うのですが、それが無いのは非常に残念です。
それに気が付かないと、知らない人が敷地内で突然作業を始めると感じるかもしれません。
結論:短時間の停電が続くのであれば契約アンペアの変更を検討しよう
短時間の停電は真冬のようなの寒い時期に「暖房を含む家電」が複数まとめて利用されることで、瞬間的に過電流となるため起こる可能性が高くなる現象です。
なぜなら家電の電気使用量は常に一定ではないから。
例えば冬場に使用するエアコンは分かりやすい例です。
使い始めは室温が低いので、設定温度近くまでは能力をフルパワーで使うことになります。
フルパワーということは消費電力が多い状態となります。
つまりエアコンが室温を上げる際に使っている電気量と室温を維持するだけの状態で使っている電気量は全然違うという事です。
東京電力エナジーパートナーのサイトで見ると分かりますが、キッチン周辺の電化製品は商品電力が高めの製品が多いのです。
暖房を付けて電子レンジ等の調理家電をいくつか同時に利用すると、この現象が発生することがあります。
本人するからすると「暖房以外の家電製品はほとんど使用していない!」となるようです。
暖房器具はエアコンのように部屋全体を暖めるもの、コタツのように一部の範囲を暖めるものと得意分野が異なります。
上手に組み合わせることによって利用料金を押さえることも可能です。
興味のある方はこの冬を快適に過ごすための暖房器具を比較してみた感想という記事がオススメです。
暑さや寒さの厳しい時期は普段よりも家電製品を多く利用することが多くなります。
そのため瞬間的に契約アンペア数を超えてしまうことがあり、今まで発生しなかった瞬間的な停電が起こりえます。
意識して同時に使う家電の量を減らせばもちろん停電は避けられますが、真夏や真冬にそれを実行し続けるのは少し辛いかもしれませんね。
もし停電が頻繁に発生するのであれば、恒常的に部屋の契約アンペア数を超えて家電製品を利用していると考えて良いでしょう。
契約中の電力会社(東京電力等)に連絡を取り、契約アンペアの数字を上げて解決するべきです。
契約アンペア数を変更する前に、まずは他の電力会社も検討してみよう
契約アンペア数を上げれば当然基本料金は上がります。
下記は東京電力エナジーパートナーからの引用(スクリーンショット・拡大推奨)です。
(2020年9月現在)
情報を抜き出します。
30A | 858円00銭 |
40A | 1,144円00銭 |
50A | 1,430円00銭 |
「40A→50A」でさらに286円アップだね!
この286円という数字。
個人的には非常に勿体ないなく感じます。
もし同じように思うのであれば従来の電力会社以外も検討してみるのが良いでしょう。
私はこの金額を非常に勿体なく感じるよ。
今現在は電力の自由化に伴い、様々な電力会社と契約できるようになりました。
契約内容の変更を考えるのであれば先に一度、どの電力会社の契約が自分の使い方に合うのかを検討してみてください。
自分の生活にマッチした契約ができる会社が見つかれば、月々の電気料金が下がる可能性が高い!
契約内容の変更を検討するなら、比較サイトで新しく電気事業に参入している会社のプランも含めて比較してみるといいよ!
これから契約内容を変更するつもりであれば、せっかくなので電力会社各社のプランの比較をしてみてください。
東京電力などの地域の電力会社と契約している状態であれば、高い確率で今よりお得なプランが見つかります。
比較をする場合は一括で電力会社の比較をしている国内最大級の電力比較サイト【エネチェンジ】がおすすめです。
下の画像のように自分の契約している内容を打ち込むとおすすめの会社とプランがまとめてみることができます。
※画像はエネチェンジ公式サイトより
この画像では仮にこのような情報を入力しました。
- 2人世帯
- お昼は誰もいない
- 22時以降まで夜更かし
- 現在は東京電力エナジーパートナーで契約
- 従量電灯Bで40Aの契約
- 12月は10,000円請求が来た
このような感じで契約している内容や使用状況を入力すると今より得するプランの提案をしてくれます。
表示された上位3つくらいで比較すれば良いと思うよ!
これから電気契約の見直しをしてみようかな、と考えている人は自分の生活に合わせたプランを探してみましょう!
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電力切り替えをする人は年々増加している
とはいえ、今まで当たり前のように東京電力のような地域の電力会社を利用していた人からすると、新興の電力会社を使うのは若干の不安があるかもしれません。
でも、しっかり契約内容さえ把握しておけば心配する必要はありません。
2016年4月1日の電力自由化以降、新電力のシェアは伸び続けています。
2020年時点で全体の17.8%は新電力を利用しているとのこと。
まだまだ多数派とは言えませんが、新電力に切り替えることは全然珍しいことではありません。
引用元:経済産業省(電力・ガス小売前面自由化の進捗状況について)より
ちなみに17.8%というこの数字。
具体的な件数で言うと2020年6月時点で1,684万件。
さらに2021年1月時点ではさらに伸びて1,883万件となっています。
上記の件数については電力広域的運営推進機関というサイトが具体的な数字をまとめています。
引用元:電力広域的運営推進機関より
1,684万件(2020.6)
1,883万件(2021.1)
だよ!
これが電力自由化直後であれば不安もあったかもしれませんが、これだけの人が実際に切り替えを行っています。
今よりも少しでも電気の料金を下げたいと考えているのであれば検討してみる価値があります。
最後までお読み頂きありがとうございました!
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