なんで?
気に入った物件があって賃貸アパート・マンションの申し込みをしてみたら、よく分からない理由で審査に落とされたりした経験はありませんか?
一見、申込内容に問題が無いような人でも入居審査を通過できない人がいます。
なぜでしょうか。
一見問題なさそうななのに審査に通らない。
実は難しい話ではありません。
大家さんにもお客さん(入居者)を選ぶ権利がある
と言うだけの話です。
こんにちは、管理人のくたです。
今回は賃貸物件申し込み時の大家さんの審査についてです。
この記事を読むとわかること
・大家さんが賃貸物件の運営をする上で気にしていること
・大家さんが物件に入居させたくない人はどんな人か
・逆にどんな人に入居してほしいのか
・審査落ちしやすい人を把握することによって自分自身の入居申込を通しやすくできます
\初期費用や賃料の安いサイトをチェック!/
【比較】賃貸サイトを目的別に解説!損しない部屋の探し方
大家さんの最優先するのは入居率とお金だけど、それでも入居させたくない人がいる
この話はある大家さんが教えてくれた話です。
当たり前ですが大家さんは生業として賃貸業を行っています。
事業としてやっているので、空室が出ないようにと日夜様々な工夫を重ねているわけです。
それでも空室が長引くときはあるもので、多少募集条件を妥協してでも入居者を獲得することもあります。
一部屋空いているだけでも年単位で考えたら数10万円から100万円単位での損失が出るため
と条件を下げてでも満室を維持しようと考えているのです。
以前、賃貸で少しでも安く借りるまでの手順と時期という記事を書きました。
部屋を安く借りるための方法を紹介したものでしたが、大家さんと店子(借りる側)の利害が一致した結果です。
とはいえ大家さんによっては申込者の好き嫌いや大家さん自身の勘や経験を優先する人も割といて、
という人が必ずいます。
その条件に合致してしまうと、入居申し込みをする側がどう頑張っても了解を取ることはできません。
大家さん(オーナー)が入居拒否!審査で落としたいのはこんな人
さきほど述べた大家さんに嫌がられやすい人は下記のような方々です。
もし自分自身で覚えがあるようであれば要注意。
大家さんの考え方によっては入居を断られてしまいます。
要望・交渉が多すぎる人
このような交渉は日常茶飯事です。
が、限度があります。
大家さんも商売ですから、やり過ぎはいけません。
紹介した記事の中にも記載がありましたが、要望の多すぎる人は大家さんからすると歓迎したい借り手ではありません。
ネット上には
- どうすれば家賃の値引き交渉が上手くいくか
- どうやったら部屋の設備のグレードアップ・追加をしてもらえるか
といった要望を通すための記事があふれていますが、やりすぎには注意しましょう。
大家さんからすれば申し込みの段階で要望の多い店子は、ストレートに言ってしまえば面倒な客、後から面倒な事が起こりそうな客となるわけです。
申し込みの時点でそう思われてしまえば、大家さん側からすれば契約を見送った方がいい相手となり、なにかしらの理由をつけて審査を落とされます。
ある特定の職業
具体的にどの職業というのは言及を避けさせていただきます。
ざっくりと言ってしまうと、自営業(個人事業主)は嫌がられる傾向があります。
理由はサラリーマンと比較して収入の安定性に欠けるとされているからです。
また、自営業でなくとも業界的に一つの会社に長く居ることが少ない業界だったり、職業的に転勤が多く、長く入居してくれなさそうな方も避けられる可能性があります。
共通するのは収入が不安定(端からそう見える)であることです。
この辺は大家さんの経験則や感覚によるものもあるので、申込者からすると「なんでこの条件でおとされる?」といった場合もありますが、どうしようもありません。
潔く次の物件を探しましょう。
※今現在はオーナーに対して家賃保証を行っている賃貸保証会社(家賃保証会社)というものがあり、これを利用するという条件であればオーナーが審査を通してくれる場合もあります。
高齢者
お年寄りも嫌がられる対象です。
特に身寄りのない方、交遊範囲の狭い方は避けられます。
理由は以下の通り。
高齢のため部屋で亡くなる可能性が高くなることが最大の理由です。
身内がいない人や交遊範囲の狭い人は、中で亡くなっていたとしても気がつかれない可能性があるため特に嫌がられます。
中で亡くなっていて長期間気が付かれないと大変なことになります。
直接的に記載するのは避けますが、異臭騒ぎが起き、それに対応した後も建物は事故物件扱い。
建物の価値は大きく値を下げます。
さらに事故後の対応にも多くの時間やお金が掛かるため、大家さんからすればいいことがありません。
現代の超高齢社会においては大家さんにとっては悩みの種の一つですね。
高齢者が賃貸を借りづらい理由はなぜ借りられない!?賃貸で高齢者が嫌がられる理由という記事にしてまとめています。
子ども
仕方のないことではあるのですが、子どもの足音や声が騒音問題になることがあります。
物件の客層によっては嫌がられるのです。
ファミリー層前提の物件であれば何の問題もありませんが、物件によってはワンルームのみだったり地域性で子供の入居が少ない物件があります。
単身者が多い物件の場合は、断られるかもしれません。
また、ファミリー層の多い物件であってもマンション・アパートといった共同住宅では騒音対策は必須です。
お子さんが転んだときのケガ対策にもなりますのでオススメです。
年収が低い
これは当然ですね。
収入が少なければ支払いが滞る可能性が高くなるのですから。
仮に収入が20万円で家賃15万円の物件を借りようとしてもほとんどの大家さんは申し込みを断ってくると思われます。
とはいえ、今は家賃保証を行っている賃貸保証会社(家賃保証会社)がありますので、そこの審査を通って保証を受ければ構わないという大家さんもたくさんいます。
一般的に賃料は手取りの三分の一から四分の一が理想だとされています。
初期費用や毎月の家賃の支払いに不安があるのであれば、初期費用・賃料の安い物件やシェアハウスを利用しよう!
詳しくは下を見てね!
\初期費用や賃料の安いサイトをチェック!/
【比較】賃貸サイトを目的別に解説!損しない部屋の探し方
引越しが急すぎる・時期がおかしい
明日にでも引っ越したい、引越し予定が大晦日など。
普通の人が引越する日には設定しないであろう予定を言ってくる相手は大家さんは警戒します。
今現在住んでいるところでトラブルを抱えていたり、何らかの理由でそこから逃げなくてはならないような人は大家さんとしてはリスクのある申込者と思われる可能性が高いのです。
忙しい時期を避ければ費用も安くなるよ!
オススメ引っ越し業者
LIFULL引越し見積もり
HOME’Sが運営しているLIFULL引越し。見積を取りたい会社数や種類を自由に選べます。
最大10万円キャッシュバックキャンペーン実施中で抽選で最大10万円キャッシュバック!
入居後トラブルを起こしそう
これは大家さんの判断によるところです。
大家さんの考え方ひとつなので、ダメと言われてしまったら仕方ありません。
- ルームシェア・・・部屋の中で騒いだり、たまり場にされてしまう事を心配されます。
- 夜間に働く職業・・・周囲と生活の時間が合わないため、騒音問題などを心配されます。
- 申込書の記入が乱雑・・・申込書の記入の字が乱雑だと印象はよくありません。大家さんや管理会社は申込書という書面でしか判断できません。できるだけ丁寧な字で書いておきましょう。字の上手い下手の話ではなく雑に書かれているかどうかです。
- 見た目・・・見た目の印象が悪いと周囲とトラブル起こすのではと心配されます。見た目=印象というのは本人が思っている以上に相手に与える印象が大きいものです。
見た目に関する参考記事です。
他人が誰かを判断するときは、まずは見た目で判断しますと言う話です。
見た目で判断するな! 一時期よく言われていたような気がする言葉ですが、あなたはどうでしょう。 見た目で判断することは「悪い」と感じるでしょうか。 実際には当たり前の事として相手を見た目で判断しています。 仮に初対面の人と面と[…]
賃貸物件の大家さんが審査を厳しくする理由
物件の持ち主なのだから大家さんの意見は絶対か、と言われればそうではありません。
むしろ今は大家さんよりも借り手の方が強い時代です。
借地借家法等で借りる側の権利が非常に強く保護されています。
(東京であれば賃貸住宅紛争防止条例、通称東京ルールと呼ばれるものがあります。)
大家さん側からすれば賃貸借契約を結び、物件を貸してしまうと何か問題があったとしても簡単に契約解除を申し入れる事ができません。
そういった理由で大家さんは、入居審査で怪しいと感じた申込者は断ってくるのです。
逆に賃貸物件のオーナー審査に落ちなようにするためには
今までの話をよく考えてみると見えてくるのではないでしょうか。
大家さんも一人の人間です。
相手の情報が好意的なものに見えれば自然に審査を通しやすくしてくれます。
- 申込書の字が丁寧、免許証などの写真の印象が良い
- 記載情報に漏れがない
- 申し込み時の要望が多すぎない
- 物件に対して相応の収入がある
- 引っ越し理由に不自然な点がない
申し込みは丁寧に。
大家さんからすれば、判断基準は申込書しかありません。
それだけで印象が違います。
記載情報はできるだけ漏れが無いように。
空欄だらけだと何かあるのでは?
と疑われてしまいます。
物件に対する要望は多すぎないように。
申込時の要望については先ほどの通りです。
要望が多すぎると大家さんも嫌になってしまいます。
収入相応の物件を選択する。
継続して家賃を払えるか怪しい人には貸せません。
引っ越しは余裕を持って。
変な時期に急いで引っ越そうとすると良からぬことを疑われます。
でも、これが分かれば審査の通りも格段に良くなるよ!
\初期費用や賃料の安いサイトをチェック!/
【比較】賃貸サイトを目的別に解説!損しない部屋の探し方
おまけ:賃貸で審査通過後に断られる理由
今までの審査に通らなかった話とは全く別ですが、入居の審査通過後に管理会社や大家さんが断ってくるケースがあります。
いくつか理由がありますが、およそこんなところです。
- 大家さん側と仲介不動産業者の話の行き違い
- 大家さん側に確認をとらずに仲介不動産業者が独断で話を進めていた
- あなたの申し込みの後でより条件の良い申込者が現れた
- すでに申込者がいたのに、あなたの申し込みを受けてしまった
- 大家さんの身内(知人)が部屋を利用することになった
- 伝えていた条件が間違っていた
- 大家さんがあなたの情報の中でなにか気に入らない点を後から見つけた
このような状況であれば異議を唱えてもいいでしょう。
ただし、あまりにも理不尽な理由だったり明確な理由を言ってこないなどといった場合はその物件はやめておいた方が無難です。
後からトラブルになってこんな物件選ばなければよかったなんてことになりかねません。
初めから縁が無かった物件と割り切るべきです。
おまけ2:審査に落ちた物件を別の不動産屋で申し込んだ場合
まれに入居審査に落ちたのが気に入らないからと言って、違う不動産屋で同じ物件を申し込む方がいますが、無駄ですのでやめておきましょう。
入居の審査をしているのは大家さんか管理会社です。
あなたがお願いしている不動産屋さんではありません。
あなたの申込書が何回も同じ大家さんの元に届くだけで、意味はありません。
当然ですが一度断った相手を了解する可能性はありません。
良かったら見てみてね!
あなたは今まで何度引っ越しをしたことがあるでしょうか。 いわゆる転勤族といわれるような仕事関係で年中引っ越しをしている人でなければ、それほど引っ越しを繰り返しているなんていう人はそう多くないはずですよね。 […]