あなたは1階の部屋と聞いてどういうイメージを持つでしょうか。
どちらかと言うとデメリットが多く、マンションの中ではあまり人気が無い部屋というイメージではないでしょうか。
他の配置の部屋と比較すると人気が無く、デメリットが多くあるのは事実です。
事実ですが実はメリットも数多くあり、デメリットを上手く解消してあげればとてもお得な部屋であると言えるのです。
また、不人気であるゆえに競争率は高くないため、人気の物件であっても1階の部屋であれば意外とすんなり入れたりします。
まずはデメリットをよく把握して、それをうまく解消してあげましょう。
こんにちは、管理人のくたです。
今回はマンション1階の部屋について。
この記事を読むと分かること
・マンション1階のメリットとデメリット
・マンション1階のデメリットが気にならいないのであれば、実はお買い得物件であることが分かります
マンション1階に住むことによるデメリット
マンションの1階に住むことによるデメリットは以下のようなことが考えられます。
- 防犯面での不安
- 人の目が気になる
- 洗濯物を干しづらい
- 虫が多い
- 湿気が多い
- 日当たりが悪い
- 冬寒い
- 上層階からの音が気になる
- 台風等での浸水被害の可能性
一つずつ考えてみます。
まず防犯面ですが、実はあまり気にしても仕方がありません。
理由は1階が他の部屋と比較して、必ずしも狙われやすいというわけではないからです。
1階の部屋の窓にはシャッターが付いていたり、ガラスに金属の網が入った網入りガラスであることも多く、簡単に壊して侵入することが難しいのです。
また、通行人の目にも付きやすいため意外と侵入しづらいという意見もあります。
洗濯物が気になるかもしれませんが、そこはそういうものだと思いましょう。
どうしてもダメなら、今のマンションは浴室に換気乾燥暖房機(通称バス乾燥機・バス乾)がついているはずです。
次に虫が多いことについてですが、これは地表と近いため仕方ありません。
庭がある場合は、よく手入れをして虫が少なるなるように心がけましょう。
湿気が多いことについてはエアコンの利用や除湿器の導入を考えてみましょう。
1階の日当たりが悪いことについてはデメリットの中では一番のネックかもしれません。
自分の中で一番で日当たりが悪いことが耐えられないのであれば、1階の部屋は絶対に選択してはいけません。
逆に言うと日当たりが悪いことが苦にならないのであればお買い得な物件となります。
考えようによっては夏の時期に強い日の光にさらされないということでもあります。
夏は意外と快適ですが、冬は日照時間の短さから寒くなりやすくなります。
とはいえマンションの断熱性が年々良くなっていっていますので、冬は上手に暖房を利用することで快適に過ごすことは十分に可能です。
上層階の音はある程度は仕方ありません。
賃貸でも分譲であっても共同住宅である以上、他人の生活音を感じるのはある程度は許容するべきものです。
マンションは共同住宅。
お互い様の精神が重要です。
台風等、大雨での浸水に関しては立地が大きく影響してくるところですね。
物件を契約する前にその地域のハザードマップを確認してみましょう。
これが気になるのであれば、あらかじめ高台にある物件を選択したほうがいいかもしれませんね。
マンション1階に住むことによるメリット
さて、今度はメリットの方です。
- 専用の庭がある(ドッグラン・家庭菜園などが可能)
- 外出が気軽にできる
- エレベーターを待つ時間がない
- エントランスからの導線がバリアフリーであることが多い
- 地震(災害)の際に、外へ逃げやすい
- 下層階の方が地震の際は安全
- 下層が無いので下の階を気遣う必要がない
- 夏涼しい
- 賃料が上層階より安い
まず専用の庭。
絶対ではありませんが分譲では付帯していることが多く、場合によっては賃貸でもあったりします。
物件の規約やルールにもよりますが、ドッグランを作ったり家庭菜園を楽しむこともできるかもしれません。
虫は少しばかり多いかもしれませんが、庭付きと考えるとそれほど大きな問題ではないような気がしませんか?
外出するのが簡単です。
上層階であればエレベーターを利用するのが当たり前ですが、このエレベーターの利用が意外と時間を要します。
1日に数分程度なのかもしれませんが、年単位という長期間の合算で考えると結構バカにできない時間を消費しているものです。
また、新しい物件であれば1階はエントランスまでバリアフリーとなっていることも多く、将来的な生活のしやすさも注目するとよいでしょう。
外出が楽ということは荷物の移動も楽と言うことです。
日常的な買い物などが楽なのも地味ながら結構良いメリットです。
小さいお子さんがいらっしゃる方にも1階は非常に楽ですね。
さらに地震に対して上層階より有利である可能性が非常に高いのをご存知ですか?
基本的にマンションは上層であればあるほど地震の揺れを感じます。
強い地震が発生すると、上層階は歩行もままならない可能性がありますが、下層階であれば比較的揺れが少ないため、迅速に避難する事が可能です。
当然外へ避難する事も簡単です。
マンションは共同住宅であるため、どうしても他人の音が聞こえるものです。
しかし、1階であれば少なくとも自分たちが発する音によって他人に迷惑をかける可能性が低くなります。「足音がうるさい」といった苦情を言われる事がありません。
他人に対しての配慮しなくてはならない事が少ないというのは何とも気安いものではないでしょうか。
デメリットの方でも取り上げていますが、1階なので必然的に上層階よりも日当たりが少なくなります。
そのせいで冬は寒いと言われてしまいますが、逆に考えればそれは夏でも同じです。
夏は日当たりが少ないことが逆に大きなメリットになります。
昨今の真夏の日差しはとても強く、簡単に熱中症になってしまう可能性も大いにあります。
それほど強い日差しの当たる時間が少なくなると考えると、それは十分なメリットの一つとして考えられるのではないでしょうか。
「少なくとも今現在は」という前置きがつきますが、1階は他の階と比較して人気が無い傾向にあります。
それは値段にも反映されるため、他の階の部屋よりも安価である事が多く、最上階と比較すると(分譲マンションで)数百万違う事もザラです。
これを利用して単純に金額的安価な同物件の1階に住むのも手ですが、懐具合に余裕があるのであればこんな考え方もできます。
同じ価格であればグレードの高いマンションの1階に住む事を検討可能!
理由は普通グレードの分譲マンション最上階よりハイグレードの分譲マンション1階の方が、グレードの高い住宅設備が使われている可能性が高いからです。
同じ販売価格だったとしても、満足度は後者の方が高いものとなる可能性が高くなることでしょう。
1階(低層階)で良ければ、同じ予算でも物件の選択肢が広がります。
今回は以上です。
ありがとうございました!