毎日毎日うるさいんだけど!
いい加減にしてくれよ!
こちらが対応する意思を一切見せない場合、ある種の仕返しをしてくることだってあり得ます。
誰しもが体験する可能性がある騒音トラブル。
逆に全く身に覚えがないのであれば、それを丁寧に相手方に説明し納得してもらう必要があります。
相手からすると無視されていると感じてしまい、どんどん関係がこじれます。
騒音に関する身に覚えがある場合の対策
先ほど「苦情を貰ってしまったとき」にはある程度の対策をしておくべきといいました。
苦情内容に対して身に覚えがあるのであれば、程度はともかくとして迷惑をかけていることには変わりません。相応の対応はしておく方が無難です。
ということで騒音に対する対策をこの後紹介しますが、対策の前によくある騒音に関する苦情を紹介します。
騒音に関する苦情で考えられるのはおよそこのような内容です。
- 話し声
- 足音
- 扉や窓などの開け閉め
- 子ども
- TVや音楽・ゲームなど
よくある苦情はこのようなものになります。
ちなみにどの騒音にも言えることですが、夜間や早朝などはまだ寝ている人も多く、音に関しては特に気を付けなくてはなりません。
もし夜間や早朝ということを強調して指摘された場合は、言われてしまった側に問題がある可能性が高いと思っていいでしょう。
それでは順番に対策を紹介していきます。
騒音1:話し声
住んでいる場所がどういう所であっても、それなりの大声を出してしまえば隣家に聞こえてしまいます。
また、大声まで言わなくとも元々声量が大きめな人は普通に話をしているつもりでも指摘されてしまうことがあります。
これについては単純に声のトーンを抑えるしかありません。
騒音2:足音
足音は人によって歩き方に癖がありますので、指摘されない人はほとんど指摘されません。
逆に言うと特定の歩き方をする人は指摘されやすいと言えます。
その歩き方はとは踵(かかと)歩きです。
踵(かかと)歩きとは読んで字のごとく踵(かかと)から体重をかけて歩く歩き方です。
これの何が良くないかというと、踵(かかと)は他の部位と比較して硬いため、鈍器で床を叩いたかのように階下へ音が響きます。
対策としては以下の通り。
- つま先で歩く
- やわらかいタイプのスリッパを利用する
- 防音タイプの絨毯などを敷く
まず、つま先歩きから。
こちらも読んで字の通り、つま先の方に体重をかけるようにして歩く歩き方です。
これは慣れない人がやると歩きづらいかもしれませんね。
逆にこの歩き方が歩きづらいと感じた場合には、普段踵(かかと)から歩いているかもしれません。
つぎにスリッパですが、音の出づらいタイプを履くと歩行音が軽減されます。
音の出づらいと言ったのは、物によっては「ペタペタ」と音がしてしまって、却ってそれが響くと言われてしまう可能性があるからです。
具体的にはこのような商品がおすすめです。
次に音の出づらい絨毯などを敷くことも有効です。
これについては絨毯やカーペットを専門に取り扱う業者であれば防音に特化した製品を扱っています。
具体的にはこのような製品です。
↓画像をクリックすると詳細を見ることができます↓
普通の敷物よりも厚みがあるので歩行音の軽減が期待できます。
騒音3:扉や窓などの開け閉め
扉や窓の開け閉めも意外に指摘されやすい騒音です。
玄関扉についてはドアクローザーというものがついていることが多く、それで開閉速度が調整できることが多いので確認してみるといいでしょう。
調整することで扉の開閉速度を緩やかにすることができます。
下記は参考画像として掲載してます。
賃貸物件であれば、管理会社に相談してみてください。
速度を調整して扉の閉まる音がしづらくしてもらうことが可能かと思われます。
そして窓について。
築年数が新しい物件の窓はペアサッシのようにガラスが2重になっている物件も増えたため窓自体が重くなってきています。
そのため勢いをつけて閉めようとする人が多く、その音が響いてしまうことがあります。
これについてはクッション材をつけてあげることで扉の開閉時の音が軽減されます。
ただし、厚みがありすぎるクッション材をつけると窓が閉まりづらくなることがあるので注意が必要です。
騒音4:子ども
お子さんについての騒音です。
特に小さな子が走り回ったり大きな声を上げてしまうことが騒音として苦情を貰う原因になることがあります。
これに関しては対策が難しいのが正直なところだと思います。
先ほどの歩行音と同じ話になってしまいますが、小さな子は踵(かかと)に体重を掛けて移動しますので、連続してドンドンドンッ!と音が響いてしまうことが多いのです。
また、機嫌が悪いなどの理由で大声を出されてしまうのも注意していても抑えるのが非常に困難です。
小さな子が出してしまう音に関する対策としては歩行音は先ほど同様厚みのある絨毯などが有効です。
また、それ以外にも廊下などにクッション性のあるマットなどを敷くのも有効です。
↓画像をクリックすると詳細を見ることができます↓
廊下などにはこちらの方が敷き詰めやすいでしょう。
大声に関しては対策が難しいので、あらかじめ隣家に「ご迷惑をかけるかもしれませんが・・・」と事前にあいさつをしておくというのが現実的な対策になります。
騒音5:TVやゲーム・音楽など
TVやゲーム・音楽というのは単純に音量を下げるというのが現実的な対策です。
これについては共同住宅ですのである程度妥協が必要です。
どうしてもそれなりの音量で聞きたいというのであればイヤホンなどで聞くしかなくなります。
もしかしたら面倒と思うかもしれませんが、騒音トラブルになる方が余程面倒です。
ちなみにですが、どうしてイヤホンなどを使わずそれなりの音量で音楽や映画を楽しみたいという人には防音室という手もあります。
1室丸々ではなく部屋の中に区切りを作るタイプですので、仮に賃貸でも実現することが可能です。
といっても結構な金額ですのであまり現実的な手段とは言えませんが。
音を出してしまう可能性が高いなら、周囲に知らせておくことも重要
騒音というものは知らない相手から出されると、余計に腹が立つものです。
これが知っている人や普段から付き合いのある相手だと不思議と「仕方ないなぁ・・・」と許容してくれたりします。
先ほどの子どもの例も知人の子どもの出す音だと「元気があっていいねぇ」で済んでしまうことだってあります。
騒音に関する身に覚えがない場合の対策
では先ほどと打って変わって身に覚えがない騒音の場合はどうでしょう。
例えばですがこのような場合のことです。
- 指摘された時間には起きていない
- テレビの音を指摘されたがテレビを持ってない
- 子どもと言われたが自分の家は子どもが居ない
- そもそも不在だった
相手方から指定された時間や内容が自分の生活スタイルに合わないものである場合は他の世帯からの騒音を勘違いされている可能性があります。
そもそも音というのは一直線に聞こえるとは限りません。
例えばですが、配管等を伝って違う世帯に響いたり、斜め上の世帯から響いていたりということはよくある話です。
そのような場合は連絡をしてきた相手方、管理会社に冷静に状況を伝えましょう。
ここで怒って話してしまうと、その印象から信用してもらえない可能性があります。
あくまで冷静に客観的な事実を伝えましょう。
その上で自分の生活状況から他の人が原因である可能性が高いと信じてもらえるようにしなくてはなりません。
そうしないと、いつになっても身に覚えがないことの改善を要求される可能性があります。
結局解決できない場合はどうすればいい?
騒音問題というものは「自分が音を出している場合」も「そうでない場合」も話の折り合いがつかずに解決できないこともあります。
そのなったときにできる対策はあまりありません。
開き直るか引っ越すかです。
開き直るのは可能な範囲で対策をした場合に限られます。
必要な対策をしていても言われてしまう場合、相手方の方が過敏になりすぎているケースもあるからです。
その場合は100%の対策なんていうのは難しいのである程度開き直るしかないという意味です。
何もせずにただ自分は悪くないと無視し続けるのではありません。
根本的に解決するのであれば、別物件に引っ越してしまうのが手っ取り早い解決法です。
もちろんお金はかかりますし、自分たちに落ち度がないのであれば不愉快かもしれません。
しかし、気分を害し続けながら同じ物件に住み続けるよりは良いという考え方もあります。
まとめ:騒音の苦情を言われたときにトラブルにならない解決法
今回の騒音を言われてしまった場合の対策のまとめです。
騒音というのはおよそ下記のような内容で指摘されることが多いです。
- 話し声
- 足音
- 扉や窓などの開け閉め
- 子ども
- TVや音楽・ゲームなど
指摘事項に対して身に覚えがあるのであれば、各項目で取り上げたような対策を試してみましょう。
また、身に覚えがないのであれば自分でないという客観的な事実を、管理会社等を経由して相手方に伝えて納得してもらうようにする必要があります。
どうしても解決しないのであれば、必要な対策をした上で開き直るしかありません。ただし何も対策をしていない状態で開き直るのは心象も悪くおすすめできません。
ただし、言われることにどうしても納得がいかない場合は転居も視野に入れることが必要かもしれません。
今回は以上です。
ありがとうございました!