もしくは自分ではなく配偶者(旦那・奥さん)にそう言われているか。
言うまでもありませんが最も大事な事前準備は「お金」です。
ある程度まとまった金額をあらかじめ準備しておかないと、仮に物件を購入することができても早期に支払いができなくなる可能性があります。
事前準備は絶対に必要です。
なんかの宣伝に惑わされてはダメです。先のことを考えたら「頭金」は絶対に必要です。
住宅購入をする際には仮にお金のことを解決できたとしても「それ以外」の部分で失敗するということもあり得ます。
今回は住宅購入前の下準備(お金以外)について。
家を買う前に解決しておきたいこと
実際に住宅購入を考えるときには何をしておけばいいか。
結論から言うと「住宅購入に当たり関係してくる人」への対応です。
家を買うと言うことは、簡単ではありません。
大きなお金が掛かることもそうですが、人間関係が必ずと言っていいほどつきまといます。
住宅購入に当たって関わってくる人たち
ではどんな人たちが関わってくるか。
一番は配偶者。
奥さんや旦那さんですね。
お互いの「住まいに関するイメージ」を共有したり、購入を検討する「地域」などの仕事の通勤に関わる移動範囲なんかをよく擦り合わせしておきたいところです。
一方に都合が良くとももう片方に都合が悪いと、その物件を選ぶことは難しいかもしれません。
次に親族。
といっても大体はお互いの両親のことですけど。
両親の対応をしっかりしておかないと、後々面倒ごとを抱えることになりかねません。
親世代というのは子世代が住宅を買うとなると、結構支援をしてくれるものです。
他にも絡んでくる身内(兄弟など)というのがいるかもしれませんが、両親に比べれば比重は低いはず。
ということで配偶者と身内の対応について考えてみます。
配偶者との価値観の共有
冒頭で家を購入するきっかけは配偶者から言われたから、という話をしました。
奥さん(旦那さん)から
なんて話をされることもあるはず。
とはいえ、一言「家」といっても「戸建」「マンション」とあり、さらにそれぞれに選択肢がいくつもあります。
住宅であれば
- 新築か中古か
- 立地
- 注文住宅か建売か
マンションであれば
- 新築か中古か
- 立地
- 低層か高層マンションか
- 入居後の「管理費・修繕積立金」の金額
上記は一例ですが、選択肢は非常に多く存在します。
その中でその人の思い描くライフスタイルに最も合致するものを選択することになります。
その当たりを配偶者とよく話しておかないと、住宅やマンションを見て回ってもいつになっても話がまとまりません。
お互いの両親(身内)への対応
住宅購入という話になると親から援助を受けるということはよくある話です。
ただ、この援助は「受けるだけ」というわけにはいきません。
よくある話ですが、お金を出す以上は口も出してきます。
具体的には・・・
- 自分たち(親世代)の近くに住んで欲しい。
- 老後の面倒を見て欲しい
- 自分たちの意に沿うような家を選択して欲しい
こんな感じで干渉を受ける可能性があります。
それらの要望が金銭的支援を受ける側にとって都合が悪い内容だとしても、簡単には拒否できません。
だって金銭的支援を受けてしまっているのですから。
ここで一方的に拒否しようものなら援助を取り消されてしまうかもしれません。
だから事前に家を買うに当たってこうする、というような考えを(支援を受けるのであれば)伝えておく必要があります。
ところでご近所さんはどんな感じ?
あとは検討している物件の周囲の人はどんな感じか。
新興住宅地なのか、昔からの住人が多い街なのかなど。
あまりに価値観の合わない人が多そうな地域に住むのは結構大変かもしれません。
家を買うまでに検討する事まとめ
ではおさらいです。
住宅購入までに(お金以外で)考えておかないといけないものです。
箇条書きにしてみるとこんな感じです。
- 配偶者との価値観の共有
- 購入する物件の検討(立地や価格)
- 物件の下見
- お互いの両親(身内)に関する対応
- 物件の近隣の状況(ご近所さん)
ところで今の自分に本当に家が買える?
さて、あなたは本当に家が買えるのか?
いくら希望の住まいがみつかったとしても、それに見合う資金が無ければ手に入れることはできません。
多くの場合、収入に応じた借り入れを銀行にお願いすることになります。
銀行の貸してくれる金額には惑わされてはいけません。
融資可能額とあなたが実際に返せる額はイコールではありません。
仮に融資可能額が4,000万と言われたとしても、その金額をずっと返していけるかは別の話。
銀行としては返せるか返せないかギリギリの金額を提示してきます。
「土地+建物」という担保があるので仮に返せなかったとしても銀行にはダメージがないからです。
そこは借り入れを起こす本人がしっかりと勉強し、自分が返していける額を把握しなくてはなりません。
自分の事なのですから、他人に任せてはいけません。
今回は以上です。