ご存じだろうか?
世にはびこる「ブラック企業」を構成しているのは何も経営者側だけでは無いことを。
知っているだろうか?
別に経営者側ではないのに、経営者に都合がいいように考え方が染まっている者がいることを。
自分にとって何の得も無いのに、なぜか勝手に経営者にとって都合が良い意見を言い続けます。
周囲からすると非常に厄介かつ職場環境を悪くする、自分自身で労働環境を悪化させるセルフブラックとも言える存在です。
同じ労働者側からすると、非常に厄介で迷惑な存在です。
一部では「モンスター社員」や「ブラック社員」と呼ばれているようです。
実は経営者側からみても歓迎すべきではない人材だったりもするのですが、経営者にとっては一見都合の良い存在に見えるため意外と経営者には可愛がられていたりする謎の存在です。
こんにちは、管理人のくたです。
今回は関わったら不幸になること受けあいの「モンスター社員」「ブラック社員」についてです。
こんな人が近くに居ませんか?そいつ、モンスター社員・ブラック社員ですよ
何故かは知らないけど、自分で周囲の働く環境を悪化させていたり、「自分を経営者側・幹部と勘違いしてない?」といった勘違い君、勘違いさんが世には存在します。
なんというか、経営者様が言う「社長になったつもりで働け!」に悪い意味で感化されてしまったような人でしょうか。
上層部からはある意味では都合が良いと思われますので、結構気に入られてしまったりします。
何かあっても経営者の後ろ盾があるので非常に面倒な相手となります。
ちなみにモンスター・ブラック社員が取る行動や特徴はこんな感じです。
- いつも長時間残業
- 勝手に休日返上で働いている、そしてそれを良しと思っている
- 周囲の社員の行動を監視及び上層部(社長)へ報告
- 何かしらの集まりの時に、自分が気にしている事を問題提起をして必要以上に大事にする
- いつも「何か」ではなく「誰か」の問題点を探している(粗探し)
- 敵が多いことを良しとしている
- 決められた休みを取っている人を「休みすぎ」と思っている節がある(口に出す)
- 上記のような行動が理由で避けられているのに「会社を良くする行動」が疎まれていると勘違い
この手の人は自分では会社のためと善の行動をしているつもりなので指摘されても変わりません。
一社員がどれだけ経営者になったつもりで働いても、まわりの人は鬱陶しいと感じるだけです。
一見、経営者側には都合の良い人材のように感じる方もいるかもしれませんが、全くもってそんなことはありません。
モンスター・ブラック社員は実は会社から見ても厄介な存在である
むしろ士気が低下することで生産性の低下を招きます。
実は経営者側から見てもマイナスです。
例えば連絡報告相談、いわゆる「報連相」ですね。
本人はそれのつもりなのかも知れません。
が、周囲からするとやっていることは「ただの告げ口」だったりします。
何かあったときに上司に報告する前にブラック社員に報告されていたらどうでしょう。
それも、ブラック社員のフィルタを通して情報が歪められていたりします。主に報告者にとって都合が悪いように。
いざ、報告と思った時にはすでに上司には伝わっていて、なんとなく怒っているように見える。
上司から「俺に何か報告があるんじゃないのか?」と言われ、本当はする必要のない謝罪や言い訳をしなくてはならない。
こんなことが身に覚えがありませんか?
これが続くと報告する方も嫌になってしまいますので、報告をしなくなってしまう可能性ですらありますね。
これが会社にとってのマイナスです。
共有すべき情報を共有することができません。
そして最も最悪なのは上記のような事が繰り返されて社員同士が疑心暗鬼になることです。
そのような状況で会社が良くなることなどあり得ません。
モンスター・ブラック社員にできる対策は?
モンスター・ブラック社員は会社に気に入られているケースが多いのは先程の述べたとおりです。
対策をするにしても簡単ではありません。
ではどうするか?
1つはモンスター・ブラック社員と自分の距離を離すこと。
もう1つはモンスター・ブラック社員の行動がマイナスであることを経営層に伝わるようにすることで、その人の影響力を小さくすることです。
直接的にモンスター・ブラック社員がやり玉にあがるようなことをすると、指摘したあなたの立場が悪くなる可能性があるのでそれはやめておきましょう。
そのためにはブラック社員との距離を取ることが最良です。
会社的にとっては状況が良くなっているわけではないのですけど、まずは自分のことです。
ある程度の規模の会社であれば「部署移動」が可能かもしれませんね。
離れたいブラック社員と違う部署に行ってしまえば、ブラック社員の行動範囲から外れるため影響がなくなります。
部署が分かれていないような規模の会社であるならば、残念ながら「転職」も視野に入れなくてはならないかもしれません。
もう一つの手段として挙げた「経営者」側にモンスター・ブラック社員のマイナス行動を伝わるようにする方法ですが、一歩間違えれば自分自身が排除されてしまう可能性があります。行動に移す場合はよく考えて動きましょう。
例えば長時間労働(残業)によってむしろ能率が下がっているので改善した方が良いと指摘したとします。
指摘自体は正論かもしれません。
が、人によっては「長時間労働・残業=会社への貢献」と捉える経営者も少なからず存在します。
経営者の年齢が高めである場合、むしろそのような人が多いかもしれません。
そのような経営者に「効率や休息の重要性」を説いても無駄ですし、むしろあなたが会社にとっての敵認定すらされかねません。
よほど上手く立ち回る自信があるのでなければ、正直なところ止めておくのが無難です。
残念な話かもしれませんが、そこの労力を割くのであれば「自分自身の環境を整える」方に力を割くべきです。