ジメジメとしたこの季節、鬱陶しいですね。
雨が多くなると部屋も閉め切りになるので湿気っぽくなりがちで、布団や絨毯なんかも何となく湿っている気がしたり。
早く梅雨が明けて、気持ちよくベランダに干したいですね。
こんにちわ、くたです。
今回はこの湿度の高い時期に発生する虫についてです。
水場から発生する逆ハート型の羽をもった変な虫(チョウバエ)
浴室やトイレに発生することがある虫なんですが、見たことあるでしょうか。
まぁ、この記事にたどり着いた方なら見たことがあるような気はしているのですが、チョウバエ(←Wikipedia参照、実物の写真も見られます)と呼ばれる虫です。
もしこの虫を自分の部屋で見かけてしまったとしたら、残念ながらあなたの部屋(水回り)はキレイな状態ではありません。
一刻も早く該当箇所を見つけて頑張って掃除をしてください。
一緒に現れる黒い虫は羽虫の幼虫
この羽虫(チョウバエ)と一緒に現れる黒くて小さい、ウネウネした細長い虫がいます。
見た目には小さいヒルのような感じなのですが、大量に沸いていることも多くとても気持ちが悪いです。
これ実はチョウバエの幼虫であり、成虫である羽虫の方が大量に発生しているわけですから、幼虫もまた大量にいて当然です。
成虫と一緒にこちらも早く駆除しなくてはなりません。
どこからやってくる?羽虫(チョウバエ)が発生する原因
羽虫(チョウバエ)は不衛生な場所を好み、いつのにか生息しています。
ではどこからやってくるのでしょうか。
気が付きにくいかもしれませんが、住宅というのは虫からすればあちこち隙間だらけです。風の流れを見つけて簡単に入ってきます。
それは、居室内にある換気口かもしれませんし、稼働していない換気扇かもしれません。窓も築年数によっては隙間が割とあったりします。
また、人の家(部屋)というものは人の出入りがあります。
その人の出入りの隙に入り込んでくるのです。
そして、入り込んで家の中の水がある浴室やトイレに生息します。
羽虫(チョウバエ)を浴室で見かけたら
浴室でこの虫を見かけたら、浴室内で生息、繁殖している可能性が高いといえます。
浴室を綺麗にしていると思っていてもこの虫が発生した場合、残念ながら汚れている場所が確実にあります。
- 排水口
- 浴槽周辺
可能性としては大体はこの2点ではないかと思います。
排水口であれば排水トラップを外して、掃除をすれば解決します。面倒であれば漂白剤を直接流し込むだけでも改善します。
しかし、排水溝がそれほど汚れていないようであれば、少しばかり面倒な状態になっているかもしれません。
あなたの家のお風呂は浴室はどのようなものでしょう?
浴槽が置いてあるタイプではないでしょうか。
浴槽は浴室自体(ユニットバス)と一体型となっているタイプと、そうでないタイプがあります。
浴槽の縁がユニットバスの壁面とつなぎ目がなく、壁と一体になっていれば一体型の浴槽となります。
しかし、壁と浴槽が切り離されているようであれば、その浴槽はユニットバスに後から置いているタイプの浴槽となります。
置き型タイプの浴槽である場合、定期的に浴槽の下を掃除していないと、水垢や髪の毛といった汚れが溜まり、チョウバエの発生源となります。
もしあなたの家のお風呂が置き型のタイプの浴槽で、浴槽の裏側を確認したことがない場合は想像を絶する汚れが溜まっている可能性があります。覚悟して中を確認しましょう。
また、一体型の浴槽であっても浴槽側面の壁(エプロン)が取り外せます。この部分は浴槽が置き型・一体型を問わず取り外して清掃をできるようになっています。
(完全一体型のユニットバスであれば外す部分はありません。)
この部分を取り外して清掃をしないと、いつの間にか内部がチョウバエの発生源となりえます。
※一度も中を確認したことがないという方は、専門業者に清掃を依頼した方がよいレベルで汚れている可能性もあります。繰り返しますが、開けるときは覚悟を決めましょう。
浴室でチョウバエを発生させないための対策
チョウバエの発生を防ぐためには、生息しづらい環境を作るのが一番です。
生息しづらい環境とは清潔かつ乾燥していることとなります。
しかし、浴室は多くの人が定期的に利用するため、乾燥している時間が短い空間です。意識的に乾燥するようにしていかないと、あっという間に汚れやカビが溜まり、チョウバエの発生源となってしまいます。
そうならないためには、
- 浴室の利用直後、周囲をシャワーで流す
- マメに掃除をして汚れを残さないようにする
- 換気扇を長めに利用する
- 換気扇だけでなくサーキュレーターなどを併用する
上記のように汚れや湿気を少なくなるように、少しばかり工夫するだけでもかなり効果があります。
羽虫(チョウバエ)をトイレで見かけたら
汚れた水場を好む虫なので、トイレ等にもよく発生します。
しかし、今の日本においては水洗トイレが当たり前ですので、あまりトイレでは見かけなくなりました。
一般家庭のトイレでこの虫が発生していた場合、漏水している可能性がありますのですぐに調査をした方がよいでしょう。
もし、漏水が発生していた場合、トイレ自体というよりは床下に水が溜まり、そこに虫が発生している可能性があります。
また、虫だけでなく建物自体も傷んでしまうので早急な対応が必要です。