手取りにすると15万円位だとおもう。
頑張っているけどそんなに急に上がるものでもないし、正直苦しい。
こんなことで悩んではいませんか?
そんなお悩みにお答えします。
こんにちは、管理人のくたです。
今回は収入が少ないときに「いかに支出を減らすか」という節約に関する話です。
まず結論です。
収入の増加が期待できないのであれば、生活費を落とすしかありません。
そこを受け入れることができないと早期に生活が破綻します。
収入が増えないなら、支出を減らすしかない
以前、新社会人が賃貸で一人暮らしを始めるときの費用はどのくらいか?という記事を紹介しました。
そのときは大卒初任給を基準にした場合の、新生活を始める際に必要な初期費用はどの位必要かを解説しています。
使った資料は厚生労働省の「平成29年賃金構造基本統計調査結果」から引用したものです。
その時のデータを再度掲載します。
男女計
大学院修士課程修了 233.4千円
大学卒 206.1千円
高専・短大卒 179.2千円
高校卒 162.1千円
男性
大学院修士課程修了 233.6千円
大学卒 207.8千円
高専・短大卒 180.6千円
高校卒 164.2千円
女性
大学院修士課程修了 232.4千円
大学卒 204.1千円
高専・短大卒 178.4千円
高校卒 158.4千円
当時記事を掲載した時は「大学卒 206.1千円」を基準にしましたが、高専・短大・高校卒の基準でいうと17万円程度。
そして、それ以上の学歴だったとしても昨今の状況や住んでいる地域によってはお給料が厚労省の資料通りになるとは限りませんね。
さらにある程度の年数をその職場で働いたとしても、収入が劇的に変わる可能性はあまり大きくはないというのが正直なところではないでしょうか。
そうなると現実的に考えられるのはやはり節約という事になります。
ちなみに先ほどの17万円程度というのは、あくまで総支給の話です。
さらにそこから各種税金が控除されるので、実際には15万円程度なります。
生活費を収入に見合った金額まで落とさないとどうなるか。
繰り返しになりますが、今のご時世そんな簡単に収入が増やせたら苦労しませんよね。
多分世の中の大部分の人は同じ、あなただけではありません。
私も同じく収入が中々増えず日々悪戦苦闘していた人の一人です。
かといってそのまま収入に見合わない生活を続けるのは絶対にしてはいけません。
生活が苦しい状態を続けても精神的に疲弊していく一方です。
収入が増えない状況で生活を楽にするためには、いかに支出を最低限にするかにかかってきます。
そのためには生活する上での生活コストで大きなものを見直していくしかありません。
そして、自分に可能な限りの節約を実行することで貯金をするようにしましょう。
いざという時にお金がないと対応することができないし、それによって両親などの身内に迷惑を掛けることも十分に考えられます。
例えば下記のような物はいつ発生するか分かりませんよね?
- 病気・事故
- 冠婚葬祭
このようなものに常に対応できるようにしておくためにはある程度の貯金が必須です。
生活費を高い順に見直してみる
では本題です。
実際には何を節約していくか。
これを考えるときは、生活コストの中で何に大きな費用が掛かっているかを順番に考えていくのがいいでしょう。
- 家賃
- 通信費
- 光熱費
- 娯楽、交際費
- 食費
- 日用品、消耗品
生活する上で掛かってくるであろう費用はこんな感じでしょうか。
そして個人的に見直すべきだろうと考えている優先順位の高い順番にならべてあります。
手取り15万円を前提とした場合の目標額額です。
家賃 | ¥40,000 |
通信費 | ¥3,000 |
光熱費 | ¥6,000 |
娯楽・交際費 | ¥0 |
食費 | ¥30,000 |
日用品・雑費 | ¥7,000 |
合計 | ¥86,000 |
実はこの金額、以前記事にした新人・若手の社会人が1年間で100万円を現実的に貯金する方法という記事で私が考えた金額そのままです。
その時は大卒初任給(総支給約20万円、手取りで17万円)を基準に1年間で100万円貯金することを目標にした話だったのですが、今回の話にも使えると思って流用しました。
貯金すらできるよ!
この金額を基準に考えれば結構余裕があることが分かります。
ただ、この金額には交際費・車両費が考慮されていません。
つまり、
- 飲み会はや友人等の交流ゼロ
- 車を必要としていない
これに関しては個々人の置かれている環境で必要か不必要かが大きく違うと判断したために数字を入れていません。
それぞれの置かれた状況で目標値を設定し、節約できるようにしましょう。
また、基本的な考え方は先ほど紹介した新人・若手の社会人が1年間で100万円を現実的に貯金する方法という記事そのままです。
そのため今回はその中でも特に大きく減額できる可能性が高い家賃と通信費についてだけ取り上げてみます。
高い固定費ダントツNO,1は家賃
まずは家賃です。
見直すべき費用としては断トツでNo,1。
なぜならこれが最も費用対効果が大きいというのが理由だからです。
仮に月額家賃が1,000円違うだけでも年間で通して考えたら12,000円です。
ちょっとしたコートくらいなら買うことができますね。
これから寒くなってくるから必要になってくるかもしれません。
それが5,000円違ったらどうでしょう。
年間で考えたら60,000円。ちょっとした旅行だって可能ですね。
一人暮らしをしているのであれば、年末年始に実家に行くこともあるでしょう。
その費用が丸々捻出することが可能ですね。
そう考えたら家賃に余計な費用を掛けてる場合じゃないと思いませんか。
私は思いました。
私も昔、家賃に必要以上にお金をかけて苦労した経験があります。
それについては家賃は手取りの何割?割合を減らすために住む地域を妥協しようという記事で紹介しています。
ブログを書き始めた頃の記事ですが、収入に見合わない家賃を払い続けて苦労したものです。
それを相応の物件に移動して月4万円ほど、年間にして50万円近く節約したという話です。
今考えるとあり得ないことをしてたよ。
私の話は極端にしても、それでも収入に見合わない家賃の物件を選択するというのは実は良くある話。
探す前に自分にとっての適正家賃を把握してから部屋探しをするようにしましょう。
ちなみに適正家賃は手取りの3分の1~4分の1とされています。
家賃に使うお金はできれば4万円以下にしたいね。
しかし賃料4万円以下となると地方はともかく都市部(特に東京などの都心部)では結構厳しい金額ではあります。
そういった場合は大手ポータルサイトで探すよりも、それに特化した不動産業者で探す方が効率が良いでしょう。
また、普通のアパートではなくシェアハウスを検討してみてもいいかもしれません。
シェアハウスであれば利便性の高い地域であっても賃料の安い物件を探すことは十分に可能です。
下記リンクでは賃料が安い・シェアハウス特化などの目的別に各種賃貸サイトを紹介しています。
\賃貸サイトの紹介を見てみる!/
通信費(スマホ・インターネット)の見直し
通信費ついてもかなりの節約の余地があります。
まず節約を大前提とするなら部屋へ引くインターネットが本当に必要かどうか検討してみてください。
住んでいるところによって価格は変動しますが、一般的に光インターネットを利用するとおよそ月額4,000円~5,000円程度かかるのが普通です。
今はスマホが普及し、PC利用も少なくなってきています。
もしそこまでPCの利用が無いというのであれば無くす方向で検討した方が節約になることは間違いありません。
そして次にスマホですが、こちらも大いに検討の余地があります。
今はMVNOと言われる、通常よりも安く利用できるスマホの事業者が数多くあります。
docomo・AU・ソフトバンクといった大手キャリアを利用すれば安くても8,000円程度かかるのが普通です。
それがMVNOを利用すれば、簡単に半額以下になります。
私もOCNモバイルONEを利用していますが、色々なオプションを使っても2,000円台に収まっていて、非常にお得感の高いサービスだと思っています。
部屋探しのシーズンは1月以降
部屋探しが活発になるのは1月以降の春先です。
理由は4月からの新生活に合わせて人が動くからです。
これから就職だという人は今のうちに引っ越しに関わる初期費用を確保してください。
両親に頼む、アルバイトをする、何でも構いません。
もし自分には余裕が無く、かといって両親などにも頼ることができずに初期費用を用意する余裕が無いのであれば、初期費用があまり掛からない不動産業者を探しましょう。
先ほど紹介した賃貸サイトの中には初期費用が10万円以下で済むような物件を紹介している仲介不動産業者もありますのでそこを中心に当たってみてください。
また、年明けになれば同じような立場の人が一斉に部屋探しを始めます。
今ならまだそれ程人が動いていないので実は部屋探しにはおススメの時期です。
まとめ:手取り15万円以下でも一人暮らしをできるようになるには
限られた収入で生活するのはやっぱり大変です。
かといってそれを悲観しているだけでは何も変わりません。
まずは自分ができることから始めてみませんか?
節約することで自分の口座にある程度のお金がある。
実はこれほど心強いことはありません。
万が一何かあっても自分で何とかできるというのも大きいです。
そして固定費を下げておくことで、いざという事があってもそれに対応することも容易になります。
家賃 | ¥40,000 |
通信費 | ¥3,000 |
光熱費 | ¥6,000 |
娯楽・交際費 | ¥0 |
食費 | ¥30,000 |
日用品・雑費 | ¥7,000 |
合計 | ¥86,000 |
先ほども載せた表です。
ここまでやるのはかなり極端で厳しいかもしれませんが、絶対に不可能かと言われるとそうでもありません。
ぜひ一度固定費を下げることを考えてみてください。
今回は以上です。
ありがとうございました!